メガチップスの決算発表に見る出尽くしの怪

2021年2月8日

メガチップスの決算発表に見る出尽くしの怪

2月3日にメガチップスが決算発表しました。

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メガチップス、4-12月期(3Q累計)経常は5倍増益・通期計画を超過
メガチップス <6875> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.0倍の29.6億円に急拡大し、通期計画の27億円に対する進捗率が109.7%とすでに上回り、さらに前年同期の91.9%も超えた。

会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常損益は2.6億円の赤字(前年同期は0.5億円の黒字)に転落する計算になる。

直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比82.7%増の15.6億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.1%→8.5%に大幅改善した。

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というわけで、決算は非常に良かったわけです。

パッと見で、これは買いたくなりますし、売り長ですから踏み上げもありそうかと思いきや、株価は下落中。

ニュースでは以下の通りでした。

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メガチップス<6875>は急反落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は43.9億円で前年同期比4.9倍と急拡大、通期予想の42億円を超過する状況となっている。

のれん等償却の減少が大幅増益につながっているが、ゲームソフトウェア格納用LSIの需要が堅調に推移したことなども背景。

一方、10-12月期のれん等償却前営業利益は19.9億円で同2.3倍、同ベースでの7-9月期実績は同2.8倍であったため大きなサプライズはなく、出尽くし感が優勢になっているようだ。

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要は「7-9月期実績が2.8倍だったので、それに比べて低いね、大したことないじゃん!」という評価。

相対評価なわけですね。

株式市場は常に強い刺激を求めていますし、一度、強い刺激が過去にあった場合は、それが基準になってしまうわけです。

あと四季報に比較先として挙げられている同業他社は以下の通り。

トーセは赤字、DMPは2/9決算予定、アクセルは2/10決算予定です。

ということで同業他社比較はまだ完全にできませんが、PERで比較してもメガチップスは悪くはないです。

直近決算の1株利益145.8円で今のPERを求めると19.8倍。

直近まで買われたPER23倍水準に換算すると、株価は3207円になります。

冷静に考えれば、買われてもぜんぜんおかしくはない状況です。

あと機関投資家が売り込んでいるのか思えば、そうでもありません。
機関は出ていった感じです。

今回の下落理由を考えると「好決算出て、まさかこんなに下がるなんて」というパニック売りなのかもしれません。

それでチャートが崩れてしまい、現状は75日移動平均線(ピンクの細い線)さえも割り込んでいる状況。
でも、下値支持線あたりでもあります。
下値支持線を割り込まなければ、反発濃厚です。

明日が分水嶺でしょうね。
続落だと様子見だと思います。

朝方はおそらく強いのでしょうけど、それが後場まで続くかですね。
上髭付けてくると、ますます厳しいです。

あと1つ留意したいのは、レーザーテックもエムスリーも、好決算で売られていることです。

どうやら、株価水準が高値圏にある銘柄は、利食いが入る、そんな地合いなのかもしれませんね。

ただ、メガチップスの決算は通期達成で間違いないでしょうし、5G関連でもあるので、遅かれ早かれ再評価されるとは思います。

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