新日本製薬4931が下落している理由と反転する見込みについて
こんにちは。
金曜日は日経平均が500円以上も上昇し、年初来高値を更新したのに、4931新日本製薬は年初来安値(笑)
もう笑うしかありません!
新日本製薬4931が下落している理由
直近の業績が悪いから? → NO
悪いニュースが出たから? → NO
将来の業績見込みが悪いから? → NO
一番重要な会社の業績は問題ありませんし、株主的には配当も増配見込みなので、株価が下がっている理由の訳が分からずに、不安になって投げてきている方も多いと思いますけど、この水準で投げるのは愚の骨頂だと思っています。
では、株価が下がっている理由は何か?
それは2つあると思います。
1.年末特有の益出し、損切り
例えば、個人投資家で今、利益が100万円出ている一方で、新日本製薬で100万円の損失が発生している場合、新日本製薬を売れば、プラマイゼロで納税が発生しません。
もし新日本製薬で100万円の損失を出さないと、利益の100万円に対して20.315%の税金、約20万円の納税が発生します。
税金納めても80万円の利益があり、新日本製薬の株価が戻ると思っているならば、そのままホールドしておけば良いわけですが、売りたくなるのが人情というもので、損益通算のために、今のような激安株価水準でも売ってきている方が一定数いるので、株価が下がっていると思います。
加えて・・・
2.信用期日の到来による反対売買
要するに、IPO開始直後くらいに信用で買った人は、その後、株価は自分の買った水準よりも低かったため、含み損でずっとホールドしていたのでしょうけど、そのまま期日が来て、反対売買を強いられてるわけですね。
このチャートを見れば分かりますが、山が2つあるので、この期日到来(信用買いしてから6か月後)の売りピーク1回目は12月5日頃、2回目はおそらく2020年2月初旬頃になります。
ではいつ頃、反転するのか?
今の新日本製薬の下落の原因は、需給によるものだと考えています。
そう考えるならば、まずは年明けで一度売った人の買い戻しが多少入るでしょう。
一度手掛けた銘柄は、気になって、また買う人が一定数いるものなので(笑)
あと2月の初旬が2回目の信用売りピークと思われますが、年明けに入ってくる買いと相殺されて、それほど株価は下がらないと思います。
恐らくは1400円台はキープするか、どんなに下がっても1300円台でしょう。
株価は需給が好転すると思われる買いも先行で入ると想定すると、2020年1月下旬くらいには反転してくることが期待できます。
この先行例が、4440ヴィッツです。
新日本製薬よりも2か月先にIPOした銘柄で、業績も悪く無いのに、需給でたたき売られました。
(高値から6か月後に見事に大底を付けています)
しかし、その後、一気に反転しています。
新日本製薬の株価もヴィッツのような展開になることが大いに考えられますし、新日本製薬の配当利回りは1.19%と、ヴィッツの0.18%よりも良いですし、株主優待もありますし、業績も安定的に拡大しています。
マザーズでは数く少ない化学・医薬品カテゴリーに入っているので、近いうちに出遅れで物色される可能性は大いにあります。
あと信用買い残高が順調に減少しており、需給面でも改善してきていることにも注目できます。
株式新聞でも、MSプレミアムとしてニュースも出ていました。
今はじっくり待てば、そのうち株価は戻ると思いますし、いま検討している方は、需給で売られている今こそが買いチャンスだと思います。
株価が下がっている時って、買うのが怖いと思いますけど、勇気を出してリスクを取った人が大きな果実をつかみ取ることができるのも、株式投資の醍醐味です。
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