浮動株数よりも売り残+貸付残が多い銘柄【信用取引及び貸借取引の状況 2023/4/28版】

4/28付の最新版です。(GWを挟んだ関係で、いつもより2週間遅いですがIR BANK上の最新版)

サイフューズの浮動株比率は、四季報ではなくロイター社の数値を採用することにしました。毎日の出来高から勘案しても5.3%は少なすぎるので、今回60%※に修正しています。
※「1 − 特定株(固定株)比率 = 浮動株比率」に近い数値です。

あと、ビューティー花壇は、きくよしさん(https://twitter.com/kkys333)からの熱いリクエストにより、直近5/12発表のデータに4/28付の貸付残(1,600株)をムリヤリ足して、日付は異なりますが、同じ表内にねじ込みました(笑)

あとこの表では会社四季報の浮動株比率をベースに計算していますが、浮動株比率が「存在しない」場合、以下のように補正しています。

※この補正は、あくまでも推測値になるので、この点はご了承ください。

推計値の算出方法は以下の通りです。

浮動株比率 推計値の算出方法

1. 2021年以降のIPO銘柄で浮動株比率が1%未満、もしくは数値がないもの

→ オファーリングレシオを浮動株比率とみなしています。

補足説明:
オファーリングレシオと浮動株比率が四季報に表示されているIPO銘柄の数値を比較してみたところ、ほとんどのケースで

「オファーリングレシオ > 浮動株比率」

となっていました。

なぜこうなるのか考えてみたところ、IPO後に、その会社の株を握る特定株主が一定数出てくるみたいです。それによりオファリングレシオよりも浮動株比率の方が低い(つまり特定株比率が上昇した)という状況になったと推測します。

なお、オファーリングレシオから浮動株比率がどのくらい減るのかについて、全銘柄の中央値を求めてみたところ、約48%という数値が算出されました。

ですので、浮動株比率の表示がない、もしくは数値が明らかにおかしい2021年以降のIPO銘柄については以下のようにしました。

①現在の日付より3ヶ月以内に上場した銘柄の場合は、オファーリングレシオの数値をそのまま採用

②現在の日付より3ヶ月前〜6ヶ月前以内に上場している場合は、オファーリングレシオの75%の数値を採用

③現在の日付より半年以上前に上場した場合は、オファーリングレシオの50%の数値を採用

以上のように期間別にパーセンテージを変えて補正しています。

2. 浮動株比率はないが、特定株比率があった場合

→ 単純に「1 − 特定株(固定株)比率 = 浮動株比率」にしました。

以下の基準を参考にしました。

浮動株比率の算定方法より

クリックしてcal2_1_FFW.pdfにアクセス

3. 過去1年以内の四季報に、浮動株比率が掲載されていた場合

→ 古い数字になりますが、その数字を採用

以上のように補正していますけど、どうしても見つからないものについては、除外しています。

浮動株数よりも売り残+貸付残が多い銘柄ランキング

浮動株に対する空売り残比率が90%を超えている銘柄を掲載しています。

今回も東証上場の全銘柄の中から、「浮動株に対する空売り比率の高い順」にソートしました。

上昇トレンド中の銘柄の場合、空売り分は買い戻しによるブーストが効くので上昇エネルギー源となります。

以下の画像は、クリック(タップ)すると鮮明に見ることができます!

なお、T氏銘柄には色を付けました(笑)

以下は、おまけで発行済み株式数に対するランキングです。

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