機関の空売り残高と株価の関係

機関の空売り残高と株価の関係

今回は、Amaziaの例にして機関の空売りについて考えていきたいと思います。

機関の空売り情報の入手先

機関の空売り情報は、以下のサイトから入手可能です。
JPX
https://www.jpx.co.jp/markets/public/short-selling/index.html

karauri.net
https://karauri.net/4424/

両サイトとも、どこが空売りをしているかを把握することができますが、一般人にとって重要なのは、空売り残高合計がどこくらい積みあがっているかだと思います。

上記両サイトでは、残念ながら合計値がズバリ書かれていないので、Excel 等を活用して自分で計算する必要があります。

空売りの合計値と株価、出来高の動きを分析すると、機関の空売りの動向が見えてくると思います。

機関が空売りを仕掛けるタイミング

ズバリ2つです。

1.株価が上がり過ぎたと判断した場合(逆張り)

2.株価が急落して、更に下がると判断した場合(順張り)

機関の方は、プロなのでトレンドフォローで売買する方が多いでしょうから、順張りの2で仕掛けてくる例が多いと感じます。

要するに機関が入る=株価が下がるかも!?というわけですが、機関投資は短期で売買して、朝令暮改で天邪鬼、手のひら返しも当たり前で、機関が空売りした=株価が下がるとは限らず、あまり当てにはできませんから、必勝法にはなり得ません。
例えばAmaziaの例ですと、株価が下がったところを空売りしていますけど、すぐに買い戻ししているような傾向にあります。

以下をご参照ください。

Amazia 機関の空売りと株価の関係

注)「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」に基づき、取引参加者より報告を受けたもののうち、残高割合が0.5%以上のものについてしか把握できません。以下の数値は完全に正確な数値ではないので、おおよその目安になります。

緑色は、株価が下げ局面。機関の空売り残高が増えていますね。
ピンク色は、株価は反発して上げて来た局面です。この状況では、買い戻しが入って反発していると推測できます。

4424 Amaziaの株価と機関空売り残高
日付 終値 出来高 機関
空売り
残高
2020/5/19 3,925 116,000 257,400
2020/5/20 4,175 259,600 278,000
2020/5/21 4,170 254,800 276,100
2020/5/22 3,990 217,900 170,000
2020/5/25 4,065 120,300 281,200
2020/5/26 3,975 130,200 182,200
2020/5/27 3,890 197,400 100,400
2020/5/28 3,905 139,100 362,000
2020/5/29 4,105 222,400 210,200
2020/6/1 4,260 239,400 170,800
2020/6/2 4,140 212,700 341,378
2020/6/3 4,000 176,700
2020/6/4 4,000 171,700 260,900
2020/6/5 4,080 100,000 228,100
2020/6/8 4,035 83,100 54,600
2020/6/9 4,180 265,800 249,600
2020/6/10 4,325 242,000 144,800
2020/6/11 4,160 178,700 149,700
2020/6/12 4,005 200,500 333,778
2020/6/15 4,000 197,200 298,200
2020/6/16 4,165 109,600 171,100
2020/6/17 4,055 134,500
2020/6/18 4,475 452,000 162,400
2020/6/19 4,385 398,500 133,100
2020/6/22 4,310 254,100 221,878
2020/6/23 4,295 165,700 196,178
2020/6/24 4,370 125,900 73,078
2020/6/25 4,260 81,400
2020/6/26 4,260 94,300 155,100
2020/6/29 4,115 168,200 153,300
2020/6/30 4,070 150,100 93,800
2020/7/1 4,025 113,800 250,000
2020/7/2 3,760 261,700 355,278
2020/7/3 3,885 119,400 90,100
2020/7/6 3,930 88,500
2020/7/7 4,115 123,600
2020/7/8 4,080 75,100 80,600
2020/7/9 4,020 72,800
2020/7/10 3,975 61,200
2020/7/13 4,120 115,400 237,000
2020/7/14 3,975 90,400 118,100
2020/7/15 4,010 59,500 150,000
2020/7/16 3,950 66,800
2020/7/17 3,845 83,500 41,800
2020/7/20 3,820 53,300 146,300
2020/7/21 3,875 78,500 266,400
2020/7/22 4,205 405,600 228,200
2020/7/27 3,955 251,400 279,400
2020/7/28 3,930 136,400 207,200
2020/7/29 4,060 111,800 101,600
2020/7/30 4,275 323,000 207,500
2020/7/31 4,015 248,700 336,700
2020/8/3 4,060 153,700
2020/8/4 4,240 212,100 321,900
2020/8/5 4,450 354,400 112,600
2020/8/6 4,630 385,500 209,700
2020/8/7 4,580 365,800 294,900
2020/8/11 4,515 430,500 354,200
2020/8/12 3,815 1,378,300 465,400
2020/8/13 3,820 1,043,800 208,100
2020/8/14 3,835 321,800

直近の状況

S安をした8月12日に空売りが一気に増えて、残高は465,400株まで膨らみました。
5月19日以降で最高水準の空売り残高です。

ただ翌日の8月13日に続落と思いきや、予想外に買いが入って3800円キープして下がらなかったので、慌てて買い戻しをしている機関も出たみたいです。

ただモルガン・スタンレーMUFG証券株式会社だけは8月7日以降、残高を増やしています。
何か恨みでもあるのでしょうか(笑)

空売り残高は、株価上昇へのパワーの源

当たり前のことですが、空売りをしたら買い戻しをしなければなりません。
売り物が減ると空売りした時に大きく跳ねますし、機関の方はプロなので、安全に買い戻しできるうちにポジションを閉じると思います。

3800円近辺での攻防になっていますが、このラインを維持できれば、機関の買い戻しによる上昇も期待できると思料します。

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