プロレド(7034)のPEGレシオと目標株価
PEGレシオって、ご存じでしょうか?
「Price Earnings Growth Ratio」の略でして、企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標です。
この説明を読んでもピンとこないと思いますので、もうちょっと簡単に説明します。
一般的にPERが割高、割安の指標で使われます。
PER(株価収益率)は、現在の株価 ÷ EPS(1株あたり利益)で算出するのが一般的です。
例えばPER10倍は、現在の1株あたり利益の10年分という意味です。
一般的には、PER10倍以下くらいが「割安」。PER15倍くらいが「まあ普通」、PER30倍以上が「割高」と言われています。
PER50倍や100倍はかなり割高と言えますが、このような銘柄もあるのは、投資家が未来の成長に期待しているからです。
この未来の成長率を考慮して、株価が適正なのか?割高なのか?割安なのか?を判断するために考え出されたのがPEGレシオになります。
PEGレシオが
・1倍以下なら割安
・1~2倍の間、適正
・2倍以上なら割高
と言われています。
予想株価収益率(PER)を一株当たりの予想利益成長率で割って算出します。
具体的な計算は以下のようになります。
・PER100倍、
・利益成長率が80%
100÷80=1.25倍となり、PER100倍でも「適正なんじゃないか」と判断できるわけです。
爆謄中のプロレドのPEG
最近すごい上昇しているプロレド、なぜこんな上がるの!?とビックリされている方も多いと思います。

本日の株価は13,780円、予想PERは100倍です。
さて、ここで利益成長率の設定が問題になりますが、
利益成長率は、1株あたり利益(EPS)を使うのが一般的みたいですが、営業利益や経常利益を使う人もいます。
今回は、経常利益で計算したいと思います。
2017年10月期から2019年10月期までの成長率を見ていくと、104%、39%という数字となります。
平均値を取って今後の成長率を計算するとざっくり70%くらいになりますので、
100÷70=1.42
ということで、まだ適正なのでは?との結果が出ます。
PEG1.5倍になる株価を逆算するとPERは105倍なので、株価は14,469円くらいまで上がっても適正ということになります(笑)
PEG1.7倍ですとPER119倍なので、16398円となります。
この結果、どう考えるかは皆さんの判断にお任せします。


































ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません