「想定為替レート145円以上で設定してしまった会社」および「最強円高メリット銘柄候補」のスクリーニング
みなさん、こんばんは。
昨日の日銀、黒田さんによる「さよなら黒田バズーカ」（笑）により、株式相場の様相が一変しました。
かなり昔に某小売業界から聞いた話ですが、「さよなら発注」という言葉があり、ブラックな待遇に不満をもった従業員が、勤務最終日に、玉子とかお菓子、デザート等を大量に発注して、その翌々日くらいに大量に商品が納品されるという事件があったそうですが、それを彷彿とさせるような状況ですよね、汗。→ なかなか物価が上がらない日本経済に仕返しした感じなのかも！？苦笑
（ちなみにこのような事件や誤発注も頻発していたので、小売業界では大量発注されるとシステムで警告が出るようになったそうです）
話を戻します。
米国のFRBによる利上げはあと3回くらいだろうと言われていますが、日本ではジャブジャブの金融緩和を行っており、早いタイミングでその方向性を変えていかないマズイ状況でした。
なぜなら、米国の利上げがストップした後で日本が金融引き締めを行うと相対的に日本円が大きく買われて急激な円高に進む可能性があり、そのダメージを避けるという意味でも、日銀は今のタイミングで、従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大することにより、市場に対してスタンスを変化させるというメッセージを出す必要があったと推測します。
ただ、今回はやり方が唐突すぎて、ものすごく下手くそでしたよね（汗）
こんなサプライズ、株式市場で喜ぶのは空売りしてる人たちだけですよ・・・
ちょっと本筋から脱線しましたが、いずれにしても、ドル円相場については円高方向に向かうと考えた方が良く、この大きなマクロトレンドを意識して株式取引を行っていく必要があると思います。
ドル円の為替相場は、急激な円高となり、今まで円安メリットの恩恵を享受してきた製造業は先行き厳しい状態へ、一方で今まで苦しんできた円安デメリット銘柄、言い換えると円高でメリットを得られる内需型の銘柄に風が吹いてきました。
ドル円の為替相場はこのままいくと1ドル130円→120円台に突入する可能性も大いに考えられます。
ということなので、今回は前回に引き続き、「想定為替レート145円以上で設定してしまった会社の株価の一覧」および「最強円高メリット銘柄」の一覧を載せました。
想定為替レート145円以上で設定してしまった会社
こちらはショート候補です。こんな為替レートで設定してしまって、社内ではかなり焦っているでしょうね・・・（可哀そうに・・・）
移動平均線の色は、
・スカイブルー：25日
・赤線：50日
・青線：75日
・緑線：200日
チャートの下の出来高欄にある折れ線の説明：赤線は信用買い残高、青線は信用売り残高です。
（ローソク足の表示色も見やすく変えました。上昇：赤、下落：黒）
26週線の傾きが大きい順に左上からソートしています。
クリック（タップ）すると拡大してハッキリ見えます。
（スマホの方は、横画面で見てください）
株価下落トレンドなのに、信用買い残が増えている銘柄で、株価水準が2000円以上だと下げしろが大きいので、引き続く下がるリスクがあります。
逆に貸借銘柄でしたら、ショートのチャンス。タイミングは戻った時に空売りだと思います。
最強円高メリット銘柄
こちらは内需関連中心です。株探にも「円高メリット銘柄」ってありますが、ちょっと的外れな感じなので、私独自で「最強円高メリット銘柄候補」をピックアップしてみました。
円高メリット銘柄と言われている銘柄の中から、「今日みたいな地合いでも株価が上昇している銘柄こそ最強！」ということで勝手に私が定義付けしていますが、ピックアップした銘柄を見ると「なるほどねー」って納得感がありました。
同じく26週線の傾きが大きい順に左上からソートしています。
クリック（タップ）すると拡大してハッキリ見えます。
（スマホの方は、横画面で見てください）
この中から、良さそうな銘柄を各自で探してみてください。
インペスターさんが言っていましたが、「円安メリット株のショート（空売り）、円高メリット株のロング（買い）」なんてポートフォリオにすると、面白そうです。
おまけ
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