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参考:景品表示法についての詳細はこちらをご参照ください

機関投資家に狙われた「買ってはいけない銘柄」の典型例とチェックポイント【保存版】

2024年2月19日

このパターンになったら買ってはいけない(手出し無用)典型例を紹介します。保存版です!

その前に機関についての説明をしておきます。

このページでの「機関」の定義

機関投資家とは?

一般的に「機関」とは「機関投資家」のことを指し、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行、普通銀行、信用金庫、年金基金、共済組合、農協、政府系金融機関など、大量の資金を使って株式や債券で運用を行う大口投資家のことをいいます。
旧村上ファンドのようなアクティビストも当てはまると考えます。

「国内機内投資家」だけではなく、バフェット先生のバークシャー・ハザウェイに代表される「海外機関投資家」もいます。現在、東証における海外機関投資家の市場占有率は約65%です。

・機関を2つに分けると

a) ロングオンリー
買いから入る機関投資家のこと

b) ヘッジファンド
空売りも駆使して、貪欲に稼ごうとする機関投資家のこと。
ヘッジファンドが取る戦略としては、
①ロング・ショート戦略:値上がりする株式群を買い、値下がりする株式群を空売りする。
②グローバル・マクロ戦略:市場の歪みやトレンドに収益機会を見出す

と分けることができます。

ヘッジ目的や値下がり狙いで空売りを行っているのは b)のヘッジファンド(もしくは大口投資家)がメインであり、twitter等では「売り豚」と呼ばれていたりします(笑)

空売りネットで登場する機関とは?

空売りネットでは「モルガンスタンレー」「ゴールドマン」「クレディスイス」「CITI」「UBS」などの外資証券会社を通称「機関」と呼んでいます。

空売り残高割合が0.5%以上となって空売りネットに名前が登場するケースでは、外資系証券会社名が登場するので、それらが空売りをを仕掛けていると思っているかもしれませんが、リーマンショック後は、彼ら自身が主体になって売買することはほとんど無くなりました。

実際は、外資系証券会社の「顧客」である大口投資家やヘッジファンドが空売りをしており、「モルガンスタンレー」「ゴールドマン」などの外資系証券会社は、表に立って顧客に言われた通り取引しているだけです(この取引形態を委託取引といいます)

つまり「空売りネットで登場する機関」とは、「外資系証券会社の裏にいる大口投資家やヘッジファンド」ということになります。(ちなみにこの8割近くは、アルゴを駆使して取引していると言われています)

以上を念頭に置いてください。

QDレーザー

1.機関の参入社数チェック

まず最初にチェックすべきは、機関の参入社数です。

・空売りネット
https://karauri.net/

・IRバンク 空売り残高情報 → かなり過去のものをチェックしたい場合は、こちらが便利です
https://irbank.net/short

でチェックしてください。

QDレーザー 機関5社(確認日:2021年11月24日現在)

1.Credit Suisse AG
2.モルガン・スタンレーMUFG
3.GOLDMAN SACHS
4.Nomura International
5.Integrated Core Strategies

5社は多すぎ!笑

3社以上入っているのを確認した時点で撤退しましょう。

2.チャートのトレンドチェック

次にチャートを見てみます。

現時点(2021年11月24日)ではチャートは下落トレンドがはっきり見て分かります。
下落トレンドで、信用買い残が増えている、もしくは高水準が維持されている状態はアウトです

ちなみに下落開始日は、2021年7月12日以降くらいです。

 

下落開始時の7月12日前後に何が起きていたのかを確認します。

・モルガン・スタンレーMUFG
・メリルリンチ
の2社が新規参入。
そのほか、Credit Suisse AG、Nomura Internationalが既に参加しているので、4社も参入済み!
この時点でも、買うべきではないとの判断は可能!

3.信用買い残と出来高との関係をチェック

最後に信用買い残をチェックしましょう。
私の使っているチャートでは、最下段に信用買い残が線グラフで表示されますので、それを見ていただいても良いですし、株探とかの時系列データからもチェック可能です。

平時の1日あたりの平均出来高と信用買い残との兼ね合いを確認します。

信用買い残高÷1日平均出来高=6以上

ですと、相当ヤバイです。

QDレーザーの場合、ノーマル時の出来高はですと1日あたりで50万株前後ですから、モロに該当します。

ということで、全てアウトに当てはまる例です。

BASE

上記と同じようにBASEも見ていきたいと思います。

1.機関の参入社数チェック

機関6社なので、QDレーザーよりヒドイです。

1.JPモルガン証券 → ここの売り株数がハンパなく多い!
2.モルガン・スタンレーMUFG
3.GOLDMAN SACHS
4.Nomura International
5.Integrated Core Strategies
6.Arrowstreet Global All Country

機関オールスターズがほぼ全員集合で、個人投資家をしゃぶり尽くそうとしている状態

2.チャートのトレンドチェック

次にチャートを見てみます。

やっぱり下落トレンドです。
BASEが致命的なのは、株価が下落しているのに、信用買い残が増えているところ。
さすがに1000円割ってきたら、下げ止まるだろうと思い、個人投資家が信用で買いを入れているのでしょうけど、JPモルガン証券なんかショート玉を更に増やしているので、どんどん圧をかけて、信用買いした個人の投げを誘おうとしている感じです。

ちなみに下げトレンドは、2021年2月20日あたりから開始しています。
まずは、その少し前の2月15日あたりの機関の状況を確認してみましょう。

既に7社も参入済。
こんなに一斉に入っているのは、何か確信があったのでしょう。
とにかくこの時点で、既にこの株を「買う」選択肢はないと思った方が無難です。

3月末に株価は一旦底を付けて、V字上昇。2309円まで駆け上がることになるのですが、ここでも機関はめげません!

3月30日に続々と新規参入や再参入。

そして、4月19日あたりで2309円のピークを付けるまで、ショートがどんどん増えいきました

4月下旬以降は、もう機関の勝ちです。
下落トレンドの開始。

2300円台からなら、下げ余地は充分あるので、どんどん下へ誘導できます。
恐ろしいですね。。。

3.信用買い残と出来高との関係をチェック

最後に信用買い残をチェックしましょう。
上記チャートでも触れましたが、未だに買い残が膨らんでいます。

ここも典型的なアウトの例です。

業績の激的な改善やインパクトのあるプラス材料がないと、この負のループからなかなか抜け出せないと思います。

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おまけ:売り残の推移

売り残の推移もチェックできます。アプリでここまでチェックできるのはなかなか珍しいです。

 

 

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