機関の空売りに追随できるかもしれない銘柄【バージョンアップ版】
ライフワークとして研究し続けている機関の空売りシリーズです(笑)
この研究の目的はズバリ
「大口の機関に追随してポジションを取ることにより、勝つ確率をアップさせる!」
これですよ!
少しでも勝てる確率を高める後押しが欲しいわけです。
機関投資家は、株式投資のプロです!
「素人がいちいち考えるよりも、プロの決定に乗った方が、儲かりやすいのではないか?」という仮説のもとに、この研究をしています。
但し、機関の空売りの手口の中には、お客さんからの注文を右から左に流しているだけのパターンもあります。
それからある企業が新規上場の際に、オーバーアロットメントによる売り出し分の株を、その新規上場した企業から借りるケースもあります。
オーバーアロットメントによる売り出し分の解説については、こちらのページを読んでいただけると、理解できると思います。
フェローテック 野村の空売りは一体何!?超分かりやすい「オーバーアロットメントによる売出し」のお話【保存版】https://marketmaker7.com/2021/12/02/post-4071/
機関が空売りのポジションを持っていたとしても、一概に機関自身がある銘柄を売り込むための空売りしているとは限らないので、その点はご注意ください。
ちなみに、今回のスクリーニングでは、約3000件弱のデータがあったので、上記のようなケースをいちいち取捨選別できませんから、とりあえずデータを空売りネットから全部抜いて分析しています。
その前に「機関」についての説明をしておきます。
機関投資家とは?
一般的に「機関」とは「機関投資家」のことを指し、生命保険会社、損害保険会社、信託銀行、普通銀行、信用金庫、年金基金、共済組合、農協、政府系金融機関など、大量の資金を使って株式や債券で運用を行う大口投資家のことをいいます。
旧村上ファンドのようなアクティビストも当てはまると考えます。
「国内機内投資家」だけではなく、バフェット先生のバークシャー・ハザウェイに代表される「海外機関投資家」もいます。現在、東証における海外機関投資家の市場占有率は約65%です。
・機関を2つに分けると
a) ロングオンリー
買いから入る機関投資家のこと
b) ヘッジファンド
空売りも駆使して、貪欲に稼ごうとする機関投資家のこと。
ヘッジファンドが取る戦略としては、
①ロング・ショート戦略:値上がりする株式群を買い、値下がりする株式群を空売りする。
②グローバル・マクロ戦略:市場の歪みやトレンドに収益機会を見出す
と分けることができます。
ヘッジ目的や値下がり狙いで空売りを行っているのは b)のヘッジファンド(もしくは大口投資家)がメインであり、twitter等では「売り豚」と呼ばれていたりします(笑)
空売りネットで登場する「機関」とは?
空売りネットでは「モルガンスタンレー」「ゴールドマン」「クレディスイス」「CITI」「UBS」などの外資証券会社を通称「機関」と呼んでいます。
空売り残高割合が0.5%以上となって空売りネットに名前が登場するケースでは、外資系証券会社名が登場するので、それらが空売りをを仕掛けていると思っているかもしれませんが、リーマンショック後は、彼ら自身が主体になって売買することはほとんど無くなりました。
実際は、外資系証券会社の「顧客」である大口投資家やヘッジファンドが空売りをしており、「モルガンスタンレー」「ゴールドマン」などの外資系証券会社は、表に立って顧客に言われた通り取引しているだけです(この取引形態を委託取引といいます)
つまり「空売りネットで登場する機関」とは、「外資系証券会社の裏にいる大口投資家やヘッジファンド」ということになります。(ちなみにこの8割近くは、アルゴを駆使して取引していると言われています)
以上を念頭に置いてください。
今回のスクリーニングの考え方について
「こんな感じでやると、精度がアップするのでは!?」と、ふと閃いて、Twitterで書いた通り、以下の手順でやりました。
(1)空売りネットより
・機関の空売り新規 直近10営業日分
・機関の空売り増加 直近10営業日分
のデータをダウンロード。→ 全部で2915件
(2)2915件のデータをユニーク化(重複削除)
→ 834銘柄へ
(3)834銘柄データから、東証グロースの貸借銘柄ピックアップ
→ 50銘柄へ
(4)貸株金利をマッチングして表に反映
(5)上記(3)をチャートソフトにインポートしてミニチャート化
あとは目視で以下を確認。
・信用買い残高の推移
・移動平均線からの乖離状況
・チャートピークアウト感、下落トレンド状況
空売り候補銘柄リスト
以下、リストです。
ミンカブ、BASE、ヤバすぎです(笑)
・空売りしている回数が多い = 売り込みたい
・貸株金利が4%以上ある=下がる可能性が高い(みかん色にセルを塗っています)
という前提で考えても良いかもしれません。
ミニチャートは以下の通りです。
機関も空売りしている“空売り候補”50銘柄のチャート
いつも通り左上から26週移動平均線の傾きの大きい順に並べています。
あと貸株金利4%以上は、みかん色の枠で囲いました。
空売りする際の考え方
一番重要なのは、トレンドフォローです!
逆張り、つまり上昇トレンド銘柄での空売りは超危険!!これだけは避けましょう。ということで26週移動平均線の傾きがプラスの銘柄は除外した方が良いです。
一番理想的なパターンは、下落トレンドで移動平均線やトレンドラインの上値抵抗線まで戻ってきた銘柄です。
それから、株価が下がっているのに信用買い残が直近6カ月以内で増えている銘柄です。(※このミニチャートでは、出来高のところにある赤い線が信用買い残の推移です)
その視点で見ていくと
・2160 ジーエヌアイ
・2438 アスカネット
・4475 HENGE
・3680 ホットリンク
・4436 ミンカブ
あたりは良さそうですね。
(以下、赤枠の銘柄です)
但し、決算発表のタイミングにあたって決算数字が良かったから上に跳ねる可能性はもちろんありますし、個別に材料出れば、それでやられる可能性もあるので、充分ご注意ください。
あくまでも参考まで。最終的には、ご自身で判断してください。
空売りの勉強に最適なお勧め書籍
オニールの空売り練習帖
空売り(ショート)の勉強に役立つ本です。
最近、私の愛読書になっています(笑)
「CANSLIM」で有名なオニール先生の空売り教科書です。
「売る方法を知らずして、買うべからず」というキャッチフレーズですが、これが分かれば、ドテン戦術も極めることができるかもしれません!
空売りのチャート事例が豊富で、分かりやすいです。
図書館にあれば、そこで借りれば良いと思いますが、マニアック過ぎて置いていませんでした(笑)
もっと読んでみたい方は、以下から詳細を確認できます。
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