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自社株買いしそうな会社のスクリーニング 銘柄リスト【2023年3月】

長らくお待たせいたしました。
渾身のスクリーニングが出来上がりました!

今回のコンセプトは「自社株買いしそうな会社のスクリーニング」でしたが、出来上がったものを見ると、「アクティビストに狙われそうな会社も探せるもの」にもなっていました(笑)

全部で133銘柄あります。

なお、「自社株買いしそうな会社の特徴」については、別の記事で書いてあるので、そちらを参考にしてください。

「自社株買いを実施しやすい会社の特徴 & 自社株買い割合別上昇確率」
https://marketmaker7.com/2022/10/17/post-10020/

 

いずれにしても今回の目的は、自社株買いを行いそうな会社を見つけることによって、中期的に「株価が上がるかどうか」だと考えています。

ですので、今回のスクリーニングで最も重視してるのは、実は業績です。

割安性だけ見てもダメです。業績もしっかりしている会社こそが評価されて株価も上昇すると考えています。ですので、業績については、かなりガチガチに絞り込んだ仕様にしています。

では、今回のスクリーニングの手順や条件の詳細について以下の通り説明していきます。

1. PBR 0.8倍以下

最近の相場では、PBR1倍以下の銘柄に注目が集まっています。日本の株式市場には、割安な銘柄がゴロゴロあり、それがクローズアップされてきているモメンタムなので、まずはPBRが低い銘柄を抽出するところを出発点としました。

1倍だと伸びしろがないので、0.8にしています。

この抽出自体は、証券会社のスクリーニングでやっています。

 

2. ROE 8%未満

ROEが低い会社では、ROEをよく見せたい場合、自社株買いを行うケースあります。つまり、ROEを伸ばす「伸びしろ」があるので、ROEが低めの会社をピックアップしました。

ROEの目安は10%程度が普通と言われているので、今回はやや低めの8%未満としました。

余談ですが、よく業績がイマイチな会社が、自社株買いを同時に発表することがありますが、株価下落のダメージをやわらげる効果の他に、ROEを良く見せたいという意図があります。
業績はマイナスですけど、ROEは上がります!ってという感じでアピールしますが、これは自社株買いによって、株主資本を減少させることにより分母が小さくなるからです。

まあ、数字のトリックですけどね、笑

ただ実際は、自社株買いのために手元現金を使用する場合、受け取る利息が減少することによって、分子の当期純利益も減少する可能性もありますし、デット(有利子負債)で自社株買いを行う場合、支払利息が増加することによって、分子の当期純利益も減少する可能性もあります。

つまり、自社株買いによってROEが高まるとは限りませんので、この点は注意が必要です。

以下は、ROEの関係図です。(参考用)

一番大事なのは、やっぱり利益を伸ばすこと!

 

3. 理論株価と資産価値

今回は「理論株価と資産価値」のデータも結合させました。

理論株価は傾向として、現在の株価より高くなりがちなので、今回は、超保守的に考えて、資産価値と直近株価を比較して、資産価値よりも現在の株価が低い銘柄を抽出しました。

※理論株価と資産価値は、はっしゃんさんのkabubizのものを使わせていただきました。ありがとうございました!

4. 「時価総額現金比率」と「総資産現金比率」

旧村上ファンドなどのアクティビストが狙ってくる1つのポイントは、時価総額に対しキャッシュ(現金)比率の高い会社です。

当たり前の話ですけど、例えば、時価総額が50億円の会社が100億円の現金を持っているとして、もし50億円でその会社を買い占められたら、自動的に100億円がもれなくついてくるので、差し引き50億円の大儲けですよね(笑)

但し、実際はそんなにうまくいかないですし、そこに着目して株を買いに行くと株価も上昇していくので、時価総額に対する現金比率は低下していきます。でも、株価が上がる前に大量に仕込んでおけば、株価の値上がり益で儲けることができます。

いずれにしても、儲けることができるので、キャッシュ比率の高い会社はアクティビストが狙いたいと考える美味しい会社なんです。

今回は、自社株買いに着目しているので時価総額現金比率というよりは、総資産に対して現金がどれだけ持っているかに着目した方が良いと考えました。※時価総額現金比率は、参考程度でチェックしてください。

この2つの項目については、フィルタでの絞り込みはしていませんが、数字を見て、総資産に対する現金比率が高い会社の方が、自社株買いをしていく余裕があると考えていただければと思います。

一方で、自社株買い実績のある会社の総資産の現金比率を見ていただければ気づくかもしれませんが、現金比率が低くても自社株買いをしている会社は意外とあります

 

5. 自社株買い実績の回数

過去3年分の自社株買い実施データを保有しているので、そのデータとマッチングさせて回数を表示させてみました。

一般的に、自社株買いを実施した会社は、複数回繰り返す傾向にあると言われています。

ですので、過去に自社株買いを実施した会社は、注目して良いと考えています。

あとポイントは、どれくらいの規模で自社株買いをするかでしょうね。会社によっては0.1%とか「駄菓子屋でうまい棒を買うくらいのレベルかよ!」ってツッコミたくなる程度でしかやらないところもあります(笑)→ このような自社株買いは無意味だと思います。

なお、過去に発行済株式総数に対する自社株買いの割合がどれぐらいの規模でやっていたかどうかは、以下のページからご参照下さい。

自社株買い実施銘柄まとめリスト 2023年
https://marketmaker7.com/page-11531/

 

6. 経過措置対象企業

この経過措置とは、東証再編でプライム市場の上場基準を満たさず、「適合計画書」を発表してプライム市場に移行した東証1部企業全2185社中296社のことです。

未適合の基準は主に、
(1)流通株式時価総額(100億円以上)
(2)流通株式比率(35%以上)
(3)売買代金(1日平均0.2億円以上)

以上の三つです。

今回、そのリストを結合させました。
対象企業には、数字の1が入っています。

 

6. 売上高や経常利益等の進捗率

進捗率については、2パターンの意味があります。

a) 会社予想に対して、直近決算の進捗率がPAR以上であること。

PARとは、例えば、第3四半期であれば、75%がPAR。つまり計画通りという意味です。

マークの意味ですが、◎はPAR以上です。ただし、今回少し調整をかけて、PARから3%以内のマイナスであれば、△として表示しています。

なぜ3%以内を△にして表示したかと言うと、3%位の誤差であれば、充分挽回できる可能性があるからです。

b) 直近4Qよりも通期業績予想の方が高い状態

現時点で2023年10月〜12月に本決算を迎える銘柄は、直近で既に4Q(本決算)を発表しています。

それらの銘柄については、会社が既に発表している今期の業績予想が、直近の本決算(4Q)結果よりもプラスかどうかを判定して表示させました。

例えば、5959岡部などがこれに該当します。

なお、今期の業績予想が直近の実績よりマイナスになっているものは除外しました。

※余談ですが、このロジックの組み立てが、かなりややこしかったです・・・
ここを見直したので、対象銘柄が増えました。

 

7. 売上高や経常利益等が前年比で伸びている

前年よりも、直近の方が売上や利益の伸びている会社は成長している企業なので、前年比にも着目してフィルターをかけました。

◎は前年比10%以上の伸び
○は前年比0.1〜10%未満
△は前年比-2%以内
×はそれ以下

以上が、今回のスクリーニングのロジックになります。

 

ミニチャート

あと、いつも通りミニチャートもつけておきました。まずはチャートからご覧ください。
やっぱり、結構上がっています(笑)

 

今回も26週線の傾きが大きい順に左上からソートしています。

移動平均線の色は、

・スカイブルー:25日
・赤線:50日
・青線:75日
・緑線:200日

チャートの下の出来高欄にある折れ線の説明:赤線は信用買い残高、青線は信用売り残高です。
(ローソク足の表示色も見やすく変えました。上昇:赤、下落:黒)

クリック(タップ)すると拡大してハッキリ見えます。
(スマホの方は、横画面で見てください)

 

 

 

 

 

 

特に個別銘柄には言及しませんので、これをヒントに、自分で考えて自社株買いをしそうな銘柄を見つけてください!^_^

最も大事なのは、エントリータイミングです!
それだけはお忘れなく!

 

自社株買いしそうな会社の銘柄リスト

PDFです。
以下をクリック(タップ)して表示させてください。
※スマホの人は、横にした方が見やすいかもしれません。

自社株買いしそうな会社のリスト

一応、画像も載せておきます。

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Posted by marketmaker