Amazia 決算結果の私見と明日以降の株価予想
Amazia 決算結果の私見と明日以降の株価予想
Amaziaの決算出ましたね。
2020年9月期の結果は大変良かったわけですけれども、2020年9月期の業績予想が「経常利益17%減益」という文字がクローズアップされていて、超悲観的な状態になっています(苦笑)
果たして本当に超悲観的な状態なのか!?
今日はこの決算内容についての見解を客観的に書いていきたいと思います。
信用買い残と空売り残の現状
まずは、ここを整理しましょう。
Amaziaの株価が残念ながら伸びなかった最大の原因は、株式の需給にあると考えます。
2020年5月1日以前までの信用買い残の平均は約200,000株。このくらいの残高がおそらく平常水準。
2020年5月15日以降直近までの買い残の平均は750,000株になっており、ざっくり言うと差し引き550,000株の買い残が重石になっていると考えます。
今の信用買いのホルダーの方は、今の株価だと誰1人儲かっていません。
これに加えて、機関投資家の空売りの残高を計算してみましたが直近では573,000株ほどあるみたいです。
アメイジアの株価が鈍い動きをしていたのは、まさにこのダブルパンチが原因です。
現状、このような状態であることをまず確認してください。
2020年9月期の決算結果
文句なしで良かったと言えるでしょう!
きっと従業員の方たちは12月のボーナスも楽しみな状況だと思います、笑
ただ今回の決算は、あまりにも良すぎたと言えるでしょう。
一次関数的というか、線形回帰的に考えると、2020年9月期の経常利益は、6億円レベルが巡航速度だったと思います。
それが一気に10億8400万円になってしまったわけです。
コロナによる特需的なものもあったと思いますけど、巡航速度に直してみると2021年9月期の経常利益予想8億9900万円は、悪い数字ではなく、17%減くらいの数字が本来の巡航速度軌道に乗った数字と言えると思います。
漫画アプリビジネスは、競争が激しいですけど、ストックビジネス的な側面もあり、一度獲得したお客さんは、継続して同じアプリを使う傾向にあると思います。
私も、漫画BANGや他の漫画アプリのユーザですが、いつも起動するアプリは大体同じような感じになってきます。
あと現在1600万のダウンロードユーザがいるみたいですけど、新しい漫画タイトルを増やし続けていく限りは、お客さんが離れることもそんなに考えられないと思います。
2020年9月期の業績予想について
アメイジアの経営陣は、完全に守りに入っている数字を出した印象です。
上方修正することが前提になっている感じですね(笑)
参考までに、昨年の状況についておさらいしてみれば、よくわかると思います。
表の黄色いところは、2019年11月6日に発表した業績予想です。
ちなみにこの業績予想は、2020年5月11日に上方修正されています。
ということで、ビジネスを取り巻く環境に大きな変化がない限りは、上方修正をしてくると思います。
なお、利益率が同じだとすると、2021年9月期がどうなるかは、緑の数字を見てください。
結果的にコストがあまりかからずに、同水準の利益が出たら、株価がどう反応するかは容易に想像がつくと思います(笑)
海外ビジネスのポテンシャルもありますよね。もし海外ビジネスが軌道に乗ってくれば、さらに大きな成長が期待できると思います。
この辺も楽しみの材料です。
明日(11月11日)の株価の予想について
明日、寄付きは間違いなく売られるでしょうね(笑)
信用買いをしている人たちが、一斉に投げてきます。
今、信用買いしている人たちは誰1人儲かっていないので、たまらずに投げまくるはずです。
一方で、まとまった玉を持っている機関投資家たちは、大きな買い戻しのチャンスだと考えるでしょう。
全株買い戻すかどうかは別として、貸株料が高いAmaziaの株は、いつまでも持っていられないでしょうし、とりあえず今回決算という1つの節目が出たので、ポジションを落としてくると思います。
今回のように、来期予想が「売上増、経常利益減」って、かなりいやらしい見込みでして、上方修正されると、売り方は焼かれますから、ちょっと恐怖を感じますよね。
ちなみに個人投資家がAmaziaを貸株すると、年利5%の金利がつきますけど、機関投資家たちは、おそらく年利7%とか8%とか払っていると思います。
ということで、現物、信用の投げもありますけど、機関の買い戻しと今回が買いチャンスと見る投資の買いも入ってくると思いますから、おそらくストップ安までにはならないと思います。もしかすると売り物が出尽くしたらそんなに売られない可能性もあります。
あと明日は売り買い交錯して100万株以上の出来高はあるでしょう。
株価がどこまで下がるかは、何とも言えませんけど、少なくとも中期的に2500円以下になる事はないと思います。そんなに心配しなくても、全然大丈夫でしょう!そもそも株価の位置が相対的に低いので、売られてもたかが知れています。むしろノンホルダーの視点では買いチャンスと思うでしょう。
おそらく今回の決算発表後で、ホルダーの入れ替えが進み、需給が改善されますから2、3営業日位下げた後は、緩やかに反転する体制に入ってくるのではないかと考えています。
損切りしてもいいんですけど、赤字になったわけでは無いですし、財務体質は良好。
現物ですし、ここで切ると後悔しそうなのでホールドします。
あとこの決算内容は、昔のすららネットにそっくりなんです・・・(笑)
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