メルカリの将来性と今後の株価
メルカリが初値近辺でうろうろしています。
2018年8月9日、2018年6月期通期決算を発表しましたが、先行投資がかさみ、6月19日の上場後初の決算は営業赤字となったのがきっかけです。
フリマアプリ事業は堅調で売上高は357億6500万円で前期比62%増、流通高は3704億円で前期比48.1%増。一方、営業利益はマイナス44億2200万円の赤字です。
前期のマイナス27億7900万円に比べて損失額は拡大。赤字要因は人件費・宣伝広告費・新規事業への投資費用、上場に伴う一時的なコスト増などです。
メルカリ小泉文明社長は、2期連続の赤字決算になったことについて、「海外事業、メルカリ事業への先行投資が続いているために損失額が拡大した。投資フェーズの会社なので、日本の高い成長率をKPIとして見たい」と説明しています。
米国を中心とする海外部門の赤字が足を引っ張っているので、投資家は米国市場の動向を注視しています。「メルカリがフリマアプリで米国をはじめとする海外市場を制覇できるかが最大のポイント」です。
メルカリは米国市場を制覇できるのか!?
不要なもの → 世界のどの家庭にも出てくる
不要なものを売りたい → 世界共通
それが手軽にできるメルカリというプラットフォームは、世界中、いや全宇宙で通用します。
グーグルにしても、Grab配車サービスにしてもそうですが、インターネットの世界は、先行者でシェアと握ったものが、圧倒的に有利な構造です。
米国のオンライン中古市場は、過去数十年にわたりEbayとCraigslistという2つの主要プレイヤーにより支配されていましたが、スマホ対応ではなく、ウェブサイト仕様です。
メルカリが、フリーマーケットアプリ分野で米国を席巻できれば、爆発的な利益をもたらすことになります。
メルカリ以上に便利なアプリサービスが台頭してくると微妙ですが、今のところ、メルカリのノウハウは世界最先端なんだと思います。
話を変えると、ユーザベースも同じような挑戦をしています。
ユーザベースの場合は、提供しているプラットフォームは同じですが、購読者が増えれば増えるほど、原価は同じなのに、利益だけがどんどん増えていく構造です。
とにかくスピードが命なのですが、個人的には米国市場でもメルカリは成功を収めると思っています。
メルカリの今後の株価
メルカリの株価はいま3000円台をうろついています。
株式市場全体の雲行きが怪しくなっているので、それに引っ張られるともちろんメルカリの株価も下がると思いますが、もし全体相場はボックス圏推移と考えるならば、メルカリはそろそろ打診買いしても良いレベルなんだと思います。
直近では、株価下落に伴っての信用買い残の増加状態なので、需給はいまいち。
もう少し下がる余地がありかもしれません。ただ3000円切るようならば、そこから段階的かつ分割的に2000円くらいまで下がる前提で購入していけば、いずれ少なくとも将来的には4000円くらいには戻して、利益が出ると思います。
ちなみに某証券会社の方と先日面談したのですが、その人は「今の水準ならメルカリ買いたい!」って言っていました。(彼はいろいろな制約があってその証券会社の社員の間はメルカリ株を買うことができない立場なんです。
メルカリはマザーズ指数に占める影響度がトップです。
マザーズの時価総額&構成比率上位
メルカリ:6377億円:約11%
ミクシィ:2242億円:約5%
サイバーダイン:1799億円:約5%
サンバイオ:1464億円:約4%
そーせい:1057億円:約3%
今のメルカリ株には仕手株のように速攻で株価が上がるような状況ではないかもしれません、でも現在のような疑心暗鬼の状態で買っておけば、将来、あの時買っておいて良かったと思うはずです。
マザーズ時価総額トップで、外国人投資家も注目している銘柄です。
社風もイノベーティブで、社長の小泉さんも期待できると思います。
あと別の見方もありまして、メルカリの持っている中古品売買データって、ものすごい価値があるんです!そのデータを狙って、大手企業も食指を伸ばしていたりますので、ある日突然、「〇〇と資本提携」なんてニュースもありえます。
あっという間にヤフーオークションとほぼ同じシェアを取ったコンセプトと仕組みは世界に通用するでしょう!
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